あの人に聞かせたいうたがある

おまえ誰のヲタだよ?と疑いたくなりもするここ最近のエントリですが、
わたくし、うちの赤レンジャーに聞かせたいうたがあります。

さだまさし ベストデビュー30周年記念リマスター盤

さだまさし ベストデビュー30周年記念リマスター盤

この中に赤い人のテーマソングこと例の『関白宣言』が収録されてまして、
それはそれで厳しいけど優しい名曲だと間違いなく思ってますが、
関白宣言の次に収録されているアンサーソング、『関白失脚』をぜひ彼に。

今でこそすっかり知的で穏やかなイメージで売ってますが、
実は一番中身が激しいのは今でも赤の人なんだろう、と感じています。
ここ数年間見せている穏やかさは、瞬間湯沸かし器的にボッと来た感情を
表に出さないという術と自信を身に着けたというだけであって
中身の芯ははやたらとKOだエリート家系だと言われることを嫌がって
必要以上に尖がってたあの頃と変わってない、
変わってないと嬉しいなー(願望+妄想)と。

関白失脚では、関白宣言後の未来、
決して思っていたようにはならなかった現実的な未来が描かれます。
10年前に見ていただろう夢が(仕事面に関しては)
現実のものとなっているだろう赤い人に、
思うようにならぬ未来の歌を聞かせたいというのも変な話ではあるけれど、
どことなーく、無理して笑ってる、無理して表情作ってる、
そんな印象を特にここ最近、ふと受けることがありまして。

出だしこそオマエはきみまろか!と突っ込みたくなるような
自虐の連続ですが、この曲は最後まで聞かねばなりません絶対。
真骨頂は、まさしんぐの魂の叫びは、
単純だけど難しい真実は、曲の最後の最後。

赤い人に限らず誰であれ、お仕事して代償としてお金を頂くプロであるゆえ
ある程度の無理は必然ではあるけれど、
無理しないで、でもちょっと無理して、がんばれがんばれがんばれ。
みんながんばれ。わたしもがんばる。あいしてるー!